お着物の丸洗いと洗い張りはどう違うの?と
ご質問をいただくことがございますが
お着物を解かずにクリーニングするのが丸洗いで
お着物を解いて水洗いするのが洗い張りです。
丸洗いのメリット
お着物の丸洗いは、仕立て上がりのままで
クリーニングいたしますので
費用を抑えることができますし
仕上がりまでの日数も早いです。
季節ごとのお手入れや正装用のお着物のご着用後のお手入れには
丸洗いが適しています。
洗い張りのメリット
洗い張りは、お着物を解いて水洗いしますので
丸洗いでは落ちない汚れや汗などが落ちますし
生地の縮みや絹の風合いが戻ります。
ですが、お着物を解きますので再度お仕立てする必要があり
どうしても費用がかさみますし、仕上がるまでお日にちを要します。
洗い張りの方が良い場合
私共で洗い張りをお勧めするのは、下記のような場合です。
全体にくすんだ感じがする、とかカビが発生しているなど丸洗いだけでは綺麗にならない。
丸洗いでは落ちない汚れやカビなども
水と洗剤で洗い張りすることで、綺麗になりますし
縮みや絹の風合いが戻って生地がよみがえります。
2カ所以上の寸法を直したい。
身丈と裄丈、裄丈と身巾など、2カ所以上の寸法を直す場合は
一旦解いてご希望の寸法でのお仕立て直しをお勧めいたします。
特に寸法を大きくされたい場合は
洗い張りすることで、元の出来上がり部分の跡が消え易く
あちらこちら直すよりも、一から仕立てる方がスッキリ綺麗に仕上がります。
生地が縮んでいる。
生地が縮むと、寸法が狂ってしまったり
ご着用に支障が出るほど、たるんでしまうことがございます。
部分的に直すことが難しい状態になった場は
洗い張りをして、仕立て直すことで解決できます。
仕立ててから年月が経過していて、縫い糸が劣化している可能性が高い。
お着物の環境などによって変わりますが
絹の縫い糸の寿命は5年から10年といわれています。
お仕立てされてから10年以上経過しているお着物は
たとえ未着用でも、仕立て直した方が安心です。
仕立て直す際は、生地の蘇生のために洗い張りがお勧めです。
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洗い張りのタイミングがわからない
縫い糸の劣化
丸洗いか洗い張りか、お手入れの方法に迷われた際は
着物メンテそららに、お気軽にご相談くださいませ。


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